秋元康の名言『止まっている時計は日に二度合う』
プロ論を読んで秋元康のセリフに感銘を受けた。
AKB48を牽引するむっつりスケベプロデューサーだと思っていたが、この言葉を2004年に発していた彼はシンプルにかっこいいなと思います。
意味は文字通り。
止まっている時計は一日に二度正確な時間を指します。一方で少し遅れていたり、進んでいたりする時計は一生正確な時間を指すことはありません。
この言葉はトレンドや人生にも置き換えられ、同じことが言えます。
秋元康が『会いに行けるアイドル』を唄い、AKB48を流行させようとしたのはもうかなり昔の話です。当時は、地下アイドルなんて誰も興味を示さず、ヲタク文化の象徴で、一部の熱狂的なファンに支えられたものでした。
プロデューサーの立場にいた秋元康は、売れない『会いに行けるアイドル』にこだわらなければ、当時売れていたモーニング娘やSPEEDといったようなグループに方向転換を図ることもできたはずです。
なぜこだわり続けたのか。
彼は本の中で以下のように記載してます。
僕の好きな言葉に「止まっている時計は日に2度合う」という言葉があります。例えば、ずっと前から延々とカスミ草だけを植えている人がいるとします。自分の姿勢を決して曲げない。でも、何年か一度、カスミ草の大ブームが来て、この人は高い評価を受けるんです。一方、ただ流されて、ヒマワリだ、タンポポだと移ろう人もいる。こういう人は永遠に時代から5分遅れで走り続けるわけです。一度も時間は合わない。 2002年 秋元康
流行が目に見えてから追う人は、なにをしても流行に追いつくことはありません。気づいた時には流行が一歩先をいってしまっているからです。
一方で今自分がやっていることをひたむきにやり続けている人は、いつか流行がむこうからやってくる。という意味ですかね。
僕の知人に2年前ぐらいにカレーユーチューバーになったジュピター石田という人がいます。
凄く周囲から愛されている人間ですが、ユーチューバーとしては遅すぎるデビューで、編集技術もトークセンスも感じられず、(笑)みたいな動画をあげ続けています。
すぐやめるんだろうなと思ってましたが、今でも粘り強く動画をあげ続けています笑
そして彼は今、カレーユーチューバーとして着実にステップアップしています。
企業コラボやカレー専門家としてのコメントを求められたりしています。
そこにとどまり生え続けるようなこの雑草精神は本当に素晴らしいと感じます。
止まっていれば時計の針はいつか合います。
その精神で、自分の武器を増やすつもりで、新しいことに取り組めば、きっと道は拓けます。
最近は自己啓発っぽい本をたくさん読んで、シンプルに啓発されてます。
おわり